untitled fragments

ただの日記。たぶん。

生きにくい世を生きる

緊急事態宣言。  

が、出たらしい。

とはいえ私の仕事は何も変わらず続くそうです。そういうひとは少なくないと想像する。
予想はしていた。ある程度の覚悟もしていた。かなり不安だけど。
勿論、今後は分からない。どれくらい抑え込めるかにより変わってくると思う。例えば明日、どれくらい電車が空くのか。正直テレワークできる企業はもうテレワークに舵を切っている筈で、できない企業は継続か休業かと言われたらそりゃ継続するだろう。もう業務できる状態じゃない業態と、大企業は除く。

よりによって数年ぶりに働き始めて、次の仕事を得たところでこれかよ、とは思う。タイミングが悪い。正直、これが昨年だったら私は一歩も家から出なかったと思う。実際、本当にやばかったときは一日中ずっと布団の中でWikipediaを読んでいたのである。引きこもりには慣れている。

辞めることも休むことも原理的には可能だ。その方が社会のためかも知れぬ。しかし今休んでも給料が出ない。有給休暇もない。派遣社員の有給休暇ってどうなってんのか調べないといけないが、少なくとも、まだ、ない。

私が願うのは、
好きで外に出ている人間ばかりではないことをできれば知って欲しいということである。
著名人や専門家が「うちに居よう」「Stay at Home」と呼びかけるたび私の心はどんどん削がれた。いや分かる。私に向かって言ってない。でも私は現に外に出て仕事している。そしてそれを辞めることはできない。だいぶストレスになり、TwitterFacebookもそっ閉じである。こういうときSNSは容赦ない。
だからその言葉を気軽に発するときに、仕事に行かなきゃいけないひとのことをちょっとだけでも考えて欲しい。それが生活に必須な業種とは思えなくても、仕事をしなければならぬ人間というのはいるのだ、ということを。
勿論そんなこと分かってて言ってるよ、というひとが殆どだろう。でも私はこの言葉に攻撃性を感じるようになってしまった。おれだって好きで電車乗ってねえよ。

だから、私は、自分ではこの言葉を発さない。
でも極力ひとと会わないし、疎開もしない。
それぞれの場所で、それぞれの努力を。

 

(最近読んだ本、読書は格好の逃避) 

 

魔法で人は殺せない

魔法で人は殺せない

  • 作者:蒲生 竜哉
  • 発売日: 2020/02/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

依頼人は死んだ (文春文庫)

依頼人は死んだ (文春文庫)

  • 作者:若竹 七海
  • 発売日: 2003/06/10
  • メディア: 文庫