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ただの日記。たぶん。

2010年に読んだ本

2010年の読書メーター
読んだ本の数:66冊
読んだページ数:20380ページ

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです
読んでいて刺激になる部分や興味深い部分も多かったのだが、なにより自分が「村上春樹なるもの」から遠ざかり続けていることを実感した。読むのが格闘だった。あと正直、ラストに収録されたインタビューは「薄い」と感じた。
読了日:12月21日 著者:村上 春樹
私のマルクス (文春文庫)私のマルクス (文春文庫)
各論については難解だが、非常に知的好奇心をそそられる読書体験だった。
読了日:12月03日 著者:佐藤 優
3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)
相変わらず苦しい。読んでて苦しいが、深い。
読了日:12月01日 著者:羽海野 チカ
パブリックスピーカーの告白 ―効果的な講演、プレゼンテーション、講義への心構えと話し方パブリックスピーカーの告白 ―効果的な講演、プレゼンテーション、講義への心構えと話し方
これは話す人、教える人、そういう機会を持つ人は絶対読むべき。
読了日:11月23日 著者:Scott Berkun
インテリジェンス人間論 (新潮文庫)インテリジェンス人間論 (新潮文庫)
相変わらずこのひとの文章は惹きつけられる。前半と後半で相当色が違うが、どちらも興味深く読んだ。
読了日:11月04日 著者:佐藤 優
読解力の基本読解力の基本
ここに書いてあるテクニックって多少本読んでるひとなら誰でも無意識のうちに実践してると思う。その点で目新しさはなかった。
読了日:11月01日 著者:速越 陽介
20代から身につけたい ドラッカーの思考法20代から身につけたい ドラッカーの思考法
基本を網羅といったところか
読了日:10月26日 著者:藤屋 伸二
決闘 ネット「光の道」革命 (文春新書)決闘 ネット「光の道」革命 (文春新書)
議論というか、孫さんが言いたいことを精神論とともにぶち上げて佐々木さんの消極的な突っ込みという感じ。これは討論と呼べない気がした。これからどうなるかだ。
読了日:10月24日 著者:孫 正義,佐々木 俊尚
経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 (ディスカヴァー携書)経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 (ディスカヴァー携書)
わかりやすい。とっかかりにはちょうどよい1冊
読了日:10月23日 著者:久保 憂希也
ガラパゴスでいいじゃないガラパゴスでいいじゃない
前作に引き続き、笑い考えさせていただきました。全体の半分は日経ビジネスオンラインで既読だった、ことに気づいたのはご愛嬌。
読了日:10月12日 著者:岡 康道,小田嶋 隆
取り替え子 (講談社文庫)取り替え子 (講談社文庫)
明示的すぎるモデル設定だが、「小説」として久々に没頭して読めた。
読了日:10月10日 著者:大江 健三郎
赤目四十八瀧心中未遂赤目四十八瀧心中未遂
壮絶な小説。そのひとこと。言葉の使い方が恐ろしく、かつ美しい。何回も読んで味わうべき小説。
読了日:09月17日 著者:車谷 長吉
娚の一生 3 (フラワーコミックス)娚の一生 3 (フラワーコミックス)
全巻通して。現実を取り混ぜた夢物語。いい夢をみた。あと最終巻詰め込みすぎ。
読了日:09月13日 著者:西 炯子
娚の一生 2 (フラワーコミックスアルファ)娚の一生 2 (フラワーコミックスアルファ)
読了日:09月13日 著者:西 炯子
娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)
読了日:09月13日 著者:西 炯子
ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
読んどいてよかったと思える本
読了日:08月15日 著者:エリヤフ ゴールドラット
蒼路の旅人 (新潮文庫)蒼路の旅人 (新潮文庫)
あああ...はやく続きを文庫にしてはくれまいか。
読了日:07月29日 著者:上橋 菜穂子
ダブルフェイス〈下〉 (新潮文庫)ダブルフェイス〈下〉 (新潮文庫)
少しエピソードを詰め込みすぎなのと、やや展開が駆け足。少し読者を置いて行っている感じはする
読了日:07月29日 著者:久間 十義
ダブルフェイス〈上〉 (新潮文庫)ダブルフェイス〈上〉 (新潮文庫)
下敷きは「東電OL事件」。同じ題材をとっても「グロテスク」とは視点が異なる。視点がくるくる変わるので慣れが必要
読了日:07月29日 著者:久間 十義
著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書)著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書)
ほぼ再読。著作権の概念をおさえるには最適の一冊。
読了日:07月26日 著者:福井 健策
不幸になる生き方 (集英社新書)不幸になる生き方 (集英社新書)
最近の読書では最も「耳に痛い」一冊。彼女のいうことは正しい。しかし言っていることは目新しくない。読んだ後の咀嚼と着地点の確認が重要な本。
読了日:07月26日 著者:勝間 和代
小沢一郎50の謎を解く (文春新書)小沢一郎50の謎を解く (文春新書)
小沢一郎というひとがどれだけ知られていないか(開かないか)ってのはわかった。これだけ長く政治の表舞台にいるのにも関わらず。
読了日:07月25日 著者:後藤 謙次
新書がベスト (ベスト新書)新書がベスト (ベスト新書)
「生き残るための」読書術。新書のレーベル別考察は斬新。読み方に各人のスタイルはあれど、これは参考になる。
読了日:07月22日 著者:小飼 弾
俺俺俺俺
周囲がすべて自分。分かってしまうことへの共感と嫌悪。失われゆくアイデンティティ。圧倒的なスピードで読ませる。
読了日:07月15日 著者:星野 智幸
拝金拝金
率直に言うと、小説としては面白いと思えなかった。なぜ小説で書いたのだろう。多分上手く作中人物に感情移入できなかったからだろう。テンポよく、読ませると言えば読ませるが、自分にとっては残らなかった。相性だとは思う。
読了日:07月11日 著者:堀江 貴文
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
いろいろなひとのイメージを重ね合わせて読んだ。それほどに描写がうまいのだ。
読了日:07月10日 著者:三浦 しをん
東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (新潮文庫)東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (新潮文庫)
不覚にも泣いた。文体は好きじゃないがそれを凌駕するものがあった。
読了日:07月02日 著者:リリー・フランキー
砂漠 (新潮文庫)砂漠 (新潮文庫)
余計なことは言わない。感動した。面白かった。それだけ。
読了日:07月01日 著者:伊坂 幸太郎
楽園 下 (文春文庫)楽園 下 (文春文庫)
ラストが甘い気がしたけど、それもまた一種の救いなんだろう。全体的に救われない物語だが、人の心の痛みを描き出していると思う。一気読み。
読了日:06月23日 著者:宮部 みゆき
楽園 上 (文春文庫)楽園 上 (文春文庫)
模倣犯とつなげている作品とは読むまで知らず。宮部みゆきという人は物語の細部を、心の動きを的確に書いてしまう人だと再認識。
読了日:06月22日 著者:宮部 みゆき
不等辺三角形 (100周年書き下ろし)不等辺三角形 (100周年書き下ろし)
浅見光彦シリーズは大概結末が曖昧に終わる。今回もそれが顕著。ミステリとしては半ばで犯人が分かってしまうので微妙だが、シリーズものとしての巧さはある。
読了日:06月22日 著者:内田 康夫
大平正芳―「戦後保守」とは何か (中公新書)大平正芳―「戦後保守」とは何か (中公新書)
この時代を知らない自分にとって新たな知見が得られた。
読了日:06月04日 著者:福永 文夫
レディ・ジョーカー〈下〉 (新潮文庫)レディ・ジョーカー〈下〉 (新潮文庫)
当然のように重い結末だった。しかしこの結末しか取り得ないのだろう。
読了日:05月28日 著者:高村 薫
レディ・ジョーカー〈中〉 (新潮文庫)レディ・ジョーカー〈中〉 (新潮文庫)
視点人物がめまぐるしく入れ替わる中姿の見えない「レディ・ジョーカー」の不気味さ。
読了日:05月27日 著者:高村 薫
レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)
まさに高村薫。導入部の複雑さと言い知れぬ硬さと昏さに引きつけられる。
読了日:05月27日 著者:高村 薫
検察の正義 (ちくま新書)検察の正義 (ちくま新書)
検察に関する考察として興味深く読んだ。
読了日:05月07日 著者:郷原 信郎
赤めだか赤めだか
すべての「愛」という名の何かが詰まっている気がした。あと、覚悟というものがなにか。
読了日:05月02日 著者:立川 談春
会社法入門 (岩波新書)会社法入門 (岩波新書)
やはりある程度基礎が分かっていないと難しい。基本的な会社法の概要は押さえてあって良いと思う
読了日:04月28日 著者:神田 秀樹
裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)
タイトルに「爆笑」とあるが、どちらかというとしみじみ。裁判官のことばにスポットを当てるという視点の勝利。
読了日:04月28日 著者:長嶺 超輝
「法令遵守」が日本を滅ぼす (新潮新書)「法令遵守」が日本を滅ぼす (新潮新書)
ものごとは片方の側面だけで見ないという視点を提供している。
読了日:04月28日 著者:郷原 信郎
裁判官の人情お言葉集 (幻冬舎新書)裁判官の人情お言葉集 (幻冬舎新書)
コンパクトな「お言葉集」。裁判官の心情が垣間見えます
読了日:04月27日 著者:長嶺 超輝
はじめての知的財産法 第2版―法律をあなたの「お友達」の1人に (3日でわかる法律入門)はじめての知的財産法 第2版―法律をあなたの「お友達」の1人に (3日でわかる法律入門)
知的財産法について簡潔にまとまっていて導入には良かった。
読了日:04月26日 著者:尾崎 哲夫
3月のライオン 4 (ジェッツコミックス)3月のライオン 4 (ジェッツコミックス)
改めて将棋を感じさせてくれた。相変わらず超がつく繊細さに感じ入ってしまう。何故こんなにも痛々しく美しいんだろうか。
読了日:04月23日 著者:羽海野 チカ
アムリタ〈下〉 (新潮文庫)アムリタ〈下〉 (新潮文庫)
最後の「何も変わらない」が若干冗長。あと、後半部は話が拡散しすぎている。
読了日:04月22日 著者:吉本 ばなな
アムリタ〈上〉 (新潮文庫)アムリタ〈上〉 (新潮文庫)
再読。前は角川文庫で読んだ。章タイトルはあった方が良いと思う。基本的には感覚的なのだが、他のばなな作品に比べて感傷的でないのが良い。
読了日:04月22日 著者:吉本 ばなな
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
発想力の勝利だと思う。内容がまあ理想的すぎるのはマネジメントをアピールする以上致し方ないだろう。というか問題はこの物語の先だ。
読了日:04月15日 著者:岩崎 夏海
ピストルズピストルズ
ニッポニアニッポン」から「シンセミア」、「グランド・フィナーレ」更には「ミステリアスセッティング」まで至るまさに阿部和重の真骨頂。かつての破壊的な勢いはないけれどやはり読ませる作家。
読了日:04月03日 著者:阿部 和重
生ける屍の死 (創元推理文庫)生ける屍の死 (創元推理文庫)
死者が甦る理不尽な状況下での殺人事件。その状況をこんなにも生かしきってる本格の大長編。一気読みしてしまいました。
読了日:03月21日 著者:山口 雅也
王国〈その3〉ひみつの花園 (新潮文庫)王国〈その3〉ひみつの花園 (新潮文庫)
やっぱりあとがきは書くんだなあと思った。たぶん10年前ならこの世界に浸れたのだろう。今はなんとなく距離を置いて読んでしまった。
読了日:03月20日 著者:よしもと ばなな
王国〈その2〉痛み、失われたものの影、そして魔法 (新潮文庫)王国〈その2〉痛み、失われたものの影、そして魔法 (新潮文庫)
このひとの物語は現実さえも現実でない。童話なんだろうと思う。雫石に共感はできないがその感情の流れはしみる。
読了日:03月20日 著者:よしもと ばなな
王国〈その1〉アンドロメダ・ハイツ (新潮文庫)王国〈その1〉アンドロメダ・ハイツ (新潮文庫)
よしもとばなな全開。かつてより筆致は甘くなった。
読了日:03月20日 著者:よしもと ばなな
拝金社会主義 中国 (ちくま新書)拝金社会主義 中国 (ちくま新書)
読了日:03月17日 著者:遠藤 誉
エンキョリレンアイ (新潮文庫)エンキョリレンアイ (新潮文庫)
どうしてもこの手の話を予定調和の極致だなあと思ってしまう自分がいる。それが小説だと言われればそれまでだが。
読了日:03月12日 著者:小手鞠 るい
ネットの炎上力 (文春新書)ネットの炎上力 (文春新書)
読了日:03月07日 著者:蜷川 真夫
死刑と無期懲役 (ちくま新書)死刑と無期懲役 (ちくま新書)
「人は変われる」が響いたが、視点がやや一方的に思えなくもない。
読了日:02月17日 著者:坂本 敏夫
著作権の世紀―変わる「情報の独占制度」 (集英社新書 527A)著作権の世紀―変わる「情報の独占制度」 (集英社新書 527A)
著作権をめぐる問題点について分かりやすく解説した良書。
読了日:02月14日 著者:福井 健策
若いぼくらにできること―体験的青春論 (岩波ジュニア新書)若いぼくらにできること―体験的青春論 (岩波ジュニア新書)
夢をもつこととあきらめないこと。ほんとに面白くて元気になる。
読了日:02月09日 著者:今井 雅之
幸福―向田邦子シナリオ集〈3〉 (岩波現代文庫)幸福―向田邦子シナリオ集〈3〉 (岩波現代文庫)
微妙な感情の機微をときにユーモアも交えてごく自然に表現してしまう向田邦子の凄さ。
読了日:02月06日 著者:向田 邦子
リクルート事件・江副浩正の真実リクルート事件・江副浩正の真実
江副氏も言っているように検察には検察の「真実」があるのだろうが、犯罪が「作られる」過程が非常に生々しく語られている。
読了日:02月05日 著者:江副浩正
ピアニストという蛮族がいる (中公文庫)ピアニストという蛮族がいる (中公文庫)
様々なピアニストのエピソードの中でも、やはり幸田延久野久の「悲劇」は印象深い。
読了日:01月24日 著者:中村 紘子
SOSの猿SOSの猿
「因果」を語る物語の構成は素晴らしい。ただ今までの伊坂幸太郎とは傾向が違うので戸惑うこともあった。
読了日:01月22日 著者:伊坂 幸太郎
秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
メインとなる事件の犯人は非常に分かりやすいのだが、裏で仕掛ける2名がやはり秀逸。
読了日:01月20日 著者:米澤 穂信
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)
互恵関係を解消し小市民を目指す2名のずれた奮闘がなんともいえぬ。
読了日:01月20日 著者:米澤 穂信
Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
ある程度twitterを使っている人には復習的な意味で。始める人には導入で。
読了日:01月03日 著者:津田 大介
鳩山一族 その金脈と血脈 (文春新書)鳩山一族 その金脈と血脈 (文春新書)
鳩山家の歴史を興味深く読んだが、著者が中立的な視点でないのは気になるところではある。
読了日:01月02日 著者:佐野 眞一
インディゴの夜 (創元推理文庫)インディゴの夜 (創元推理文庫)
設定の勝利とはこのこと。人物造形が面白かった。ミステリとしては普通の読み応え。途中で展開が読めるので
読了日:01月01日 著者:加藤 実秋

読書メーター

後半の息切れが顕著。
というかあれですな、無職期間は図書館に通い詰めてたのでやっぱり読んでますな。
1年で100冊くらいは読みたいですが。