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ただの日記。たぶん。

新書がベスト―新書買ってきます。

新書がベスト (ベスト新書)

新書がベスト (ベスト新書)

この読み方は新しいな、と思いました。
「生き残るには新書を読め」という主旨は過激とも取れますが、不思議と説得力があるんだなあ。
「ハードカバーは捨てるつもりで読め」というのは最近リアルに納得する部分ではあります。
私は基本的に文庫化まで待って本を買うひとですが、どうしても読みたい場合はハードカバーで買います。しかし読んだら売る。いつか文庫化されることを期待しつつ…。

100冊とか買えないけど

大人買い」を推奨する著者ですが、実際そんな買い方できるひとはなかなかいないんじゃないかと思います。私は無理です。理由は明快で、お金がないからです。…自慢できることではないんですが、やっぱりお金は厳しいところではあります。でも買って読むほうがいいのは経験的に事実だとは思います。

幅広い知識を身に着けるのに最も手軽な方法

著者も指摘する通り、新書の幅の広さは半端ないものがあるので、確かに選ぶよりとにかく読むのは良い考えだ、と思えました。あと良いのは、深く読むことを要求していないこと。昔から、「読み飛ばして後で読み返す」手法を無意識にとっていた私にはありがたい話でした。

「生き残るための読書」

この本は結構極端な読書論を展開していますが、それは「生き残るための読書」だからであって、「他の本は読むな」と言っているわけではない(筈)です。私はフィクションもある程度読むのは良いと思っています。人生の潤い的に。

極私的ものすごく印象に残っている新書

  • 「レイコ@チョート校」

大学生ののとき読んで衝撃を受けた一冊。著者はこのとき16才。「ああ、負けてらんねーなー」と思った記憶があります。

  • 「若いぼくらにできること」

俳優・今井雅之が半生を語る。若くない私たちも読んでエネルギーをもらえる。

  • 「ホンモノの文章力」

ホンモノの文章力―自分を売り込む技術 (集英社新書)

ホンモノの文章力―自分を売り込む技術 (集英社新書)

「小論文の神様」と言われる著者の書く「文章力」は参考になります。

  • 「リアルのゆくえ」

大塚英志東浩紀の対談。彼らのすれ違いを見て現代思想を考える。

…偏りがあるのは重々承知。
他にもたくさん読んでるのに引越で整理しちゃったんだよなあ。後悔。

おまけで人生を決めた一冊

…はここまで引っ張って実は新書ではないという。

絶対音感 (新潮文庫)

絶対音感 (新潮文庫)

最相葉月絶対音感
これを高校生の時に読んだことで私の人生の方向性が変わってしまいました。
これは新書じゃないけど、今読んでも面白いはず。

…最後は読書体験談になってしまいました。おあとがよろしいようで。