秋期限定栗きんとん事件−結局、小市民にはなれないの。
- 作者: 米澤穂信,片山若子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/02/28
- メディア: 文庫
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秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
- 作者: 米澤穂信,片山若子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/03/05
- メディア: 文庫
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米沢穂信は4位にも「追想五断章」が入ってます。すごっ。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/08/26
- メディア: 単行本
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さて、ずいぶん前に「春期限定いちごタルト事件」と「夏期限定トロピカルパフェ事件」を読んでいまして、主人公はすっかりおなじみの「謎を解かずにいられない」小鳩くんと「復讐せずにはいられない」小左内さん。
「夏期限定〜」でその互恵関係を解消した2人ですが、なんと本作ではそれぞれに彼氏と彼女ができる!!というのっけから凄い展開です。
そして今回の事件は「連続放火事件」。
小佐内さんの「彼氏」瓜野くんは連続放火事件をネタに校内新聞を盛り上げ、やがて犯人探しにまで乗り出す。
そんな「彼氏」に仕掛ける小左内さんの「罠」凄い…。
放火事件に関しては、それほど推理しなくとも犯人が分かってしまうので、これは「小佐内さんが仕掛けた罠」と「小鳩くんの華麗なる(?)推理」を楽しむミステリなのでありました。
そしてこの2名は結局、小市民になるより「分かってくれるひとり」を選ぶという感動(?)的な流れ。
しかし小佐内さん、「恋とはどんなものかしら」って理由で付き合うのは感心しませんな…。*1