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ただの日記。たぶん。

ロマン派の交響曲-聴きながら読め!

今日は所属している団体の発表会がありまして、自分もショパンの「序奏と華麗なるポロネーズ」を弾きました。
…どうだったかといえば、反省することばかりですが。
でもずっと弾きたい曲だったので、取り組めて良かったです。
どんな曲かといえば、こんな曲です。モーリス・ジャンドロンの演奏でお楽しみください。

実際はこんな超絶技巧では弾いていません。だって私の使った譜面にこんな音符はない!

…話がそれましたが、今日は夜も練習でして、発表会が終わって練習が始まる前の間に読み切ってしまいました。
ベートーヴェン交響曲」に続く第二弾なのですが、こちらは未読。これから読まれるのであれば、先に「ベートーヴェン…」を読んだほうが良いと思います。

ベートーヴェンの交響曲 (講談社現代新書)

ベートーヴェンの交響曲 (講談社現代新書)

さて、この本は指揮者・金聖響氏がロマン派の交響曲について語ったものを玉木正之氏がまとめたものであり、砕けた文体で進むのでかなり軽く読めます。
登場する作曲家はシューベルトベルリオーズメンデルスゾーンシューマンブラームスチャイコフスキー
まぁ、アマオケを10年以上やっていれば、この中で取り上げられた曲も相応に弾いています。
ちなみに私が演奏経験があるのは、

…おぉ、結構やってるじゃないか。
ちなみに1ヶ月後に演奏する「宗教改革」については、こんな記述が。

ただ、メンデルスゾーンは、彼自身の指揮で初演した数年後に、この楽曲を「焼き捨てたい。けっして演奏されるべきではない」と書きました。その言葉通り、この作品は音楽評論家のあいだでも評価は低く、若さはみなぎっているものの、作品として失敗作とまでいわれています。
「ロマン派の交響曲」P.106

酷い言われよう…。ちなみにこの曲、非常に難しいんですよね…。

もちろん、すべての曲のすべての楽章を詳細に説明するにはページが足りないので、個々の作品に関してはやや駆け足です。しかし、作曲家の生涯に絡めた曲の解説は非常に面白い。また、金聖響氏の音楽観も顔を出します。非常に共感できました。
特に「ブラームスでは3番が一番好き」と語っているのが最高です(笑。私は3番が一番好きなのです!しかし、上記のとおりブラームスは3番だけ演奏したことがありません…。

本の感想というよりかは自分の体験談のように書いてしまいましたが、この本は曲を聴きながら読むのが一番です!それぞれの曲を深く知るためのガイドなので。是非聴きながら読んでください。