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あの日(小保方晴子)

 今話題となっている本を読んだ。

あの日

あの日

 

 

あの日

あの日

 

 

この本を読んで一連の騒動が一層わからなくなった。
 
この本は小保方晴子氏から見た「真相」なのだろう。
それが真実なのかそうでないのかは私には判断しようがない。そんな内容なのだ。
 
前半で語られるのは彼女の充実した研究生活だ。
専門的なことはよくわからないが彼女がよく勉強し、自分を高めていたことはわかる。彼女の言を信じるならば。
後半はSTAP騒動に関する話で、若山照彦氏への不信感、マスコミのバッシングへの恐怖と絶望が赤裸々に綴られている。若山照彦氏の責任は報道され発表されている以上に重いのかもしれない。彼女の言を信じるならば。
そう、この本はなんとなく「彼女の言を信じるならば」というのがつけたくなってしまうのだ。
私が天邪鬼なだけかもしれないが、彼女の文章は文学的修辞が若干多く、無意識かもしれないが色々飾りたいのかな、と思えてくる。
また自分が犯したミスに関しては「猛省する」だけで説明が不足している印象が否めない。
ただ彼女が世論のバッシングとマスコミの殺到に疲弊したのは事実なのだろう。その辺りは根深い問題だと思った。
本の中ではNHK毎日新聞が名指しされている。毎日新聞の須田桃子記者は「捏造の科学者」で大宅賞を受賞しており、私も読んでその内容に納得していただけに、その取材手法はどのようなものであったかが気になった。
捏造の科学者 STAP細胞事件

捏造の科学者 STAP細胞事件

 

 

捏造の科学者 STAP細胞事件 (文春e-book)

捏造の科学者 STAP細胞事件 (文春e-book)

 

 

 
結局このような本が出ても真相がどこにあるのか全くわからなくなるだけのような気がする。
客観的な検証がなされることはあるのだろうか。