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ただの日記。たぶん。

書くのが苦手問題の考察

このブログは元々本や映画の感想を書こうと思って始めた。

けれど中々筆が進まず更新は止まり*1、今に至って書くのが苦手という悩みを吐露するという謎の展開になってしまっている。

なぜ書くのが苦手なのか、ちょっと考察をしてみた。

  1. 漠然とした感想しか出てこない
  2. 読書中にメモを取らない
  3. いきなり書き出してしまう
  4. 推敲をしない
  5. 無難になろうとしてしまう

漠然とした感想しか出てこない

これは特に映画を観たときに起こる現象だけれど、観ている間は入り込んで、激しく感情移入してしまうのだが(ちなみに私は映画を観るとよく泣く)、観終わったあと「どんな話で、どのシーンが印象的で、どのセリフが良かった」というのがうまく出てこない。

ぼんやりと観ている訳ではなく、入り込みすぎて逆に筋道立てた説明ができないのだ。

だからあとで感想を書こうとするとひどくぼんやりとした焦点のない文章を書いてしまう。

映画評を書く人はどのように映画を観ているのだろうか。真剣に知りたい。

小説でも同じで、読んでいる最中の集中は凄まじいのだけれど、読み終えてまとめようとするとうまくいかない。

感情が先走りすぎているのだろうか。

読書中にメモを取らない

読書メモが苦手だ。

数多の読書術の本で多種多様な読書メモが推奨されているが、あれがどうしても書けない。

書く前に読んでしまいたくなってしまうのだ。

Kindleのハイライト機能も使っていたのだが、気が付くと文章の半分以上にハイライトをつけてしまいそうになり、役に立たない試験前の蛍光ペンみたいになって最近はやめてしまった。

読み終わったあと簡単な感想を残しておくことはできる。でもそれは「面白かった」「興味深かった」といったような紋切り型の表現で終わってしまい先が続かない。

どれだけ読書してもこれでは身につかないのではないか。

いきなり書き出してしまう

多くのひとはブログや他の文章を書くときも大体どのような構成にしようか考えてから始めるのではないだろうか。

私は下準備も下手だ。思い立ったらとにかく書き始めてしまう。

そうすると何が起こるかというと、前半と後半で全く同じことを言葉を変えて記していたりする。

テーマだけ決めて構成を考えないから、冗長な文章になってしまう。

この文章もテーマだけ先にあって構成などはあまり考えずに書いている。

推敲をしない

自分の文章を見るのが恥ずかしいという気持ちがあって、書いてしまったらえいっと投稿してしまうパターンが多い。

そのせいで要旨が曖昧で伝わらない文章を発信している可能性が高い。

無難になろうとしてしまう

はてなブックマークをやっていて、ブコメをつけようとするときに自分が納得した記事がブコメで全否定されていることはないだろうか。私は結構ある。

そういう経験をすると、自分が作品や記事に対して抱いた感想や意見は果たして「正しい」のだろうかと考えてしまい、書き出すことがまず不安になってしまう。

感想に正しいもなにもないとは理解しているのだが、「間違った」感想を発信してしまうことになんとも言えない恐怖があるのだ。

 

こうして見てくると、自分の書くのが苦手問題には3つの要素があるのではないかと思えてきた。

  1. 感情が先走っていて論理的なアプローチができていない。
  2. 書くという行為に対しての準備不足。もしくは怠惰。
  3. 書いたものを見られることに対する不安。

日常的に書いている人たちはこれらの問題にどう対処しているのだろう。知りたい。アドバイスください。

そして自分も問題認識はあるわけなので、この問題をいかに解決していくかを考えながらブログを書き綴っていきたいと思う。

自分の中の問題ばかり書いているけれど、読んだもの観たものの感想も、少しずつ書いていこうと思う。

*1:止まった理由は本を読んだり映画を観たりする機会が減ってしまったことも大きい